ヤグレーザー&トレチノインによるシミ美肌治療 その3 ダウンタイム

カウンセリングではけっこう、日焼けはどうの紫外線がどうのと、割とうるさいわたくしですが、

自分はというと、キャンプやら海やらでけっこう黒いです。先輩の美容外科医から昔言われたことあるんですよね〜 美容Drは日焼けダメだよって。そうなんだよなーほんとは。でもしょうがないかなー実際は。塗ってるもんなーがんばって。お手本をお見せすることができずに大変申し訳ございません。院長の五来です。

あ、でもうちのナースを始めとして、スタッフは皆紫外線に気を配り、とてもきれいですので是非ご参考になさってください。

 

さて、本日のテーマはトレチノインです。

私は現在も形成外科医として所属している大学医局は東京大学なのですが、そこでは初期の縫合法から始まって、手術の技術や美容のノウハウなど、形成美容に関することは全てその関連施設で学び、技術を習得してきました。育ててもらった源流ですね。今でも東京大学の形成外科で育てていただいたことに、とても感謝しています。なので、自分の治療方針や手術方法などは、その源流が色濃く反映されることが多々あります。

その一つがトレチノイン。東京大学の吉村浩太郎先生(現自治医科大学教授)が考案された東大式というトレチノインによるシミ治療の方法があり、当時は自分も関連病院に行くと、そのレシピのようなものを薬剤部の方にお渡しして、調合してもらって使用していました。私が初めてレーザー美容外来を行ったのは18年前。一般病院でルビーレーザーとトレチノイン・ハイドロキノンを用いたシミ外来を、一般形成外科とともに行っていました。当時はゼオスキンやガウディスキンなどのレチノール系美容コスメも当然なく、トレチノインを使用したセラピューティックなる言葉もありませんでした。ですので、手探りでトレチノインでシミとりをしていた18年前に比べると、ずいぶん便利になったなあと思います。割と長い歴史があり、元祖が東大式であるトレチノイン療法。顔が赤く、皮がポロポロ剥けるダウンタイムさえなければ・・という治療ですが、そこを最小限に、最大の効果を得る方法が↓のヤグレーザー+トレチノインによるシミ美肌治療です。

前置きが長くなりましたが、下の写真はヤグレーザー+トレチノインによるシミ美肌治療。以前before/afterの写真をブログで出したところ、ご希望の方が増え、そして赤くなるってどの程度赤くなるのですかというご質問をたくさんいただきましたので、今回経過写真を整理してみました。

レーザーを施行した1週間後の写真は、かさぶたなどがあって少し痛々しいですね。1ヶ月後のお写真の様な赤みが2ヶ月程度続くことになります(個人差はあります)。最終的にはレーザー照射部位以外のお肌も、トレチノインの効果でキレイに。表皮角化細胞が厚くなり、お肌の保湿力が上がるとともにハリもアップします。

秋冬限定で行います。当院である程度お肌の治療をされ、基本的なコンディションが整った方におすすめしているため、ホームページのメニューには掲載していません。

ご料金はトレチノイン、ガウディスキンなどの化粧品類が¥55,000円(税込)、レーザー代が¥33,000(税込)からとなります。大きなシミは長さの合計料金が追加となります(1cm ¥11,000税込)。

トレチノインと一緒に使用するハイドロキノンに対するアレルギーチェックが必要です。

合併症:ハイドロキノンアレルギー、紅斑、炎症性色素沈着、痒み、皮むけなど

肝斑や深在性のシミには効果がありません。ですが、フォトセラピーや通常のレーザー治療でなかなか改善しないシミに対して、とても良い効果を発揮します。

ご希望の方は、カウンセリングでご相談ください。

^_^

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