こんにちは 院長の五来です。
当院で最もご要望の多い施術はフォトセラピー。
美肌の維持、シミ・くすみ・そばかす・赤み治療が得意な機械です。
厚労省からの認可も受けているアイコンというアメリカ製の機械。
スキンテルというメラニン測定器が付属しており、患者様一人一人の肌のメラニン濃度をもとに
機械が適正な照射出力を算出してくれます。安全性とその効果が個人的にも好きで、
当院には2台あってフル稼働しています。
フォトセラピーを何回か続けていると、患者様によっては残っているシミを更に綺麗にしたい!
と思うようになることがあります。実際フォトに反応して薄くなっていくシミ以外に、なかなか反応しないシミもある
わけです。そうなると、ではレーザー治療でとなるのですが、従来のレーザー治療では施行後にテープ保護が必要にな
ります。1〜2ヶ所ならまだしも、お顔全体の小さな薄いシミまでとなると、なかなか大変です。
そこで昨年の10月くらいから当院で徐々に行っているTribeam(ヤグレーザー)+トレチノイン+ガウディスキン
によるシミ美肌治療。
もともとはガウディスキン開発者である水口 敬先生のマニュアルを参考にしながら始めました。
どういう治療かと言いますと、顔中のシミをヤグレーザーで全照射し、当日からガウディスキンでトレチノイン・ハイドロキノン療法を始めるという治療です。レーザー照射直後からトレチノインを導入するため、ターンオーバーが促進され、レーザー後の炎症性色素沈着が予防できます。よってテープ保護が必要ないということになります。そしてレーザー照射をしていない部位も、トレチノインの効果で肌質の改善効果が得られます。具体的には表皮角化細胞が厚くなり、ハリと保湿力がアップすることで、艶のある瑞々しいお肌に変わっていきます。1ヶ月間はトレチノインによって顔が赤く、口周りの皮がボロボロと剥けたりしますが、一度に広範囲のシミ治療+美肌治療が可能なので、ダウンタイムも無駄になりません。ヤグレーザーを併用しないいわゆるセラピューティック(トレチノイン・ハイドロキノン療法単独)は、3ヶ月くらい顔が赤いので、1ヶ月で済むところも魅力の一つです。
↓インスタにもアップしているモニター様の写真です。
beforeは照射前、afterは照射後(トレチノイン開始後)1ヶ月の状態です。
当院の患者様で、フォトセラピーを数回行い、濃いシミは薄くなりましたが、目周りや頬部に薄いシミが多数残っている状態でした。薄いシミはレーザーの出力を上げていかないと反応しないため、照射熱量も上がっていきます。
この部位の薄いシミを普通にヤグレーザーで打っていくと、照射後炎症性色素沈着(PIH)が高率に生じる部位(個人の肌質、肝斑の有無にもよりますが)。しかしトレチノインを併用することで、PIHがほとんど気になりません。
良い治療だと思います。
トレチノインを使用するので、施術は秋・冬限定となります。
治療期間中の薬剤(ガウディスキン、トレチノイン):¥55,000(税込)
ヤグレーザー料金:¥33,000〜