こんにちは 院長の五来です。
シミ治療には診断とプランが大切だと思います。
シミは成り立ちやメラニンの存在部位、生活習慣など、様々な要因から発生しているので、
個別に治療計画を立てる必要があります。
下の写真は37歳の女性です。他院でフォトセラピーを7回施行されましたが、
シミが全く改善しないということでした(beforeがその時の写真です。確かに細かいシミが
点在してますね)。当院でも最初にフォトセラピーを行いましたが、お顔全体のくすみや、肌質の改善効果はありましたが、シミは反応せず。
そこでtribeamヤグレーザーを用いて、シミ全体を照射しました。
ここで大切なのが、アフターケアです。
炎症性色素沈着(PIH):レーザーの熱による炎症で生じる一過性の色素沈着
をコントロールしていきます。当院ではレーザー施行後に保護被覆材を2週間貼っていただいていますが、これは保湿効果だけでなく、摩擦などの刺激を防ぐ効果があります。ですので、シミが剥がれて綺麗になったとしても、2週間は貼り続けていただいています。ちょっと長いと感じると思いますが、PIHを悪化させないようにするにはとても効果的なんです。
更にこの方の場合は、被覆材2週間終了後、週に1回のトーニングレーザーを行いました。
トーニングはメラニンの生成を抑える働きがあるので、PIHの抑制に効果があります。
そしてトーニング終了後にレチノールを導入。ゼオスキンのスキンブライセラムを開始しました。
Lea CommunicationsのVol.20でレチノールを特集しましたが、レチノールにはお肌のターンオーバーを正常化する働きがあるため、PIHによるメラニンの蓄積を予防してくれます。
写真のafterは6ヶ月後です。
レチノールによるアフターケアの効果として、肌にハリもでた気がしませんか?
フォトセラピーには全く反応しない様なシミ。
レーザー治療が効果的ですが、アフターケアはとても大切です。
アフターケアをしっかり行えば綺麗になるだけでなく、継続すればシミが再発しづらい肌になっていきます。
当院ではカウンセリングで肌画像診断機のお写真を見ながら、個別に治療プランを立てていきます。
お気軽にご相談ください。(^ ^)