手術治療 その2 ハムラ法

10月も後半。少しづつ涼しくなってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近あまりアップしていなかった手術写真。前回の脱脂に続きまして、ハムラ法のご紹介です。

 

そう言えば、先月9月19日、虎ノ門ヒルズで開催された日本美容外科学会に出席してきました。朝9時からの最初のセッションがこのハムラ法でしたので、じっくりと研究して参りました。経結膜脂肪除去(脱脂)、ハムラ法、裏ハムラ法がディスカッションの主なテーマで大変興味深かったですが、結論から言うと、自分の方法論は間違ってないなと。著名な先生方のご発表や討論を聞いて、そう思いました。(ご安心ください)(^ ^)

レアクリニック開院前、わたくしは主に大学病院での勤務で日々情報の流通が盛んでしたが、開業するとそのネットワークがやや狭くなりがちなので、積極的な情報のアップデートが大切になります。もちろん書籍や論文を読むことは継続していますが、自分の行っている手術を他の先生はどの様に行っているのか、または何かもっと工夫できることがあるのだろうか、新しい知見はないか?などなど。こういった勉強に、学会出席はとても有意義です。知り合いの先生と久しぶりに会って、お茶をしながら治療法についての情報交換をしたりなども。最新かつ安全で有効な治療をご提供するには、日々勉強が欠かせません!

 

という訳で、ハムラのお話。

ハムラ法は、下眼瞼のたるみを改善する手術です。前回ご紹介した脱脂(経結膜脂肪除去)は、下まぶたの裏側を切って、脂肪を部分的に取り除き減量する手術でした。しかし脂肪の減量だけでは、下まぶたのシワが残ってしまう場合や、皮膚・眼輪筋のたるみが高度の場合など、脱脂だけでは整容的な改善が不十分となる場合にハムラ法が適応となります。

↓こちらは49歳女性のモニター様。術前、術後1週間の抜糸前、術後7週でのお写真です。

下まぶた睫毛のすぐ下を切開し、外側へ少し延長します。膨らんで余分な脂肪は一部除去し、残りはクマのくぼみに移動させます。眼輪筋にハリを持たせるように固定した後、シワの原因となっている余分な皮膚をトリミングして終了です。下の術後1週間の写真のように、紫斑や腫れを生じます(改善までの期間には個人差があります)。

 

 

クマにお悩みの方。クマと言っても色々なクマがありますので、適切な治療法の選択が何より大切です。

お気軽にご相談ください。(^ ^)

 

 

 

 

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