糸リフトによるたるみの治療

こんにちは 院長の五来です。

今回はたるみ治療のひとつ、糸リフトを取り上げてみました。

たるみ治療というと、効果的な治療にフェイスリフトという手術があります。耳の前を切って顔面の皮膚と、SMASという筋膜を引っ張って固定する手術です。費用に対する効果の持続という点では、最も有効なのではないでしょうか。

でもやっぱり手術には抵抗が・・という方も多いですよね。

切らない場合に有効なのが、糸リフト、ハイフリフト、ヒアルロン酸などの注入ということになります。

ハイフは超音波の熱作用で、フェイスリフトで登場するSMASなどの筋膜を引き締めていく治療です。ダウンタイムが少なく、痛みもそこそこなため人気です。効果の発現が45~60日後くらいで、持続も5〜6ヶ月。継続していくと、とても良い治療だと思います。どちらかというと治療の側面(筋膜や脂肪や皮膚を熱で引き締めていく)が大きい施術です。

ヒアルロン酸注入でお顔の形態を整えていく。これも侵襲が少なく良い治療です。ただしたるみを引き上げる、というよりは、輪郭を整えてたるみを目立たなくする、といった治療です。ケースバイケースですが、入れすぎは全体のボリュームアップにつながってしまうため、ほどほどが肝心です。

そして糸(スレッド)リフト。PDO(ポリジオキサノン:手術に使用する吸収性糸の成分と同じもの)という生体内で溶ける素材で形成された、棘のついた糸です。10cmくらいの長さのこの糸を、治したい部分の状態や範囲にもよりますが、お顔の両側合わせて4~10本ほと入れていきます。麻酔注射の部分に紫斑を形成することがありますが、派手に腫れたりすることもないため、ダウンタイムが少ない治療です。そして最も魅力的なのは即効性。施術した直後から結果がでます。

下の写真は51歳女性。モニター様のお写真です。

アンカーリフトという糸を使用しており、片側で頬に3本、フェイスラインに2本の糸を挿入しており、

合計10本での施術です。向かって左が当日の施術前、右が1ヶ月後のお写真です。

頬の位置が高くなり、たるみが改善されています。フェイスラインもシャープになりましたね。

そして、下の矢印のように、ほうれい線やマリオネットラインが目立たなくなっています。

 

beforeとafterの間には、ハイフや注入などは何も行っていませんが、

輪郭が整い、顎の先端も細くなったように感じます。

 

PDOはだいたい8ヶ月前後で溶けていきますが、周囲にコラーゲンを増生し引き締め効果を持続していきます(8~12ヶ月)。1年半〜2年近く溶けない、PCLという素材の糸もあります。

ハイフや他の美容施術などもそうですが、手術以外は定期メンテナンスが治療効果をあげていきます。糸リフトも、お顔全体の経年変化を評価しながら、定期的にメンテナンスしていくことをお勧めします。

あとは糸リフトが、ご自身の目的に合っているか、お肌やたるみの状態に適応があるかどうかの見極めが大切です。

その点は、お気軽にカウンセリングでご相談ください ^_^

 

*現在価格改訂中です。アンカーリフトは1本¥27,500(税込)前後にする予定です。

基本的に1本の値段✖️必要本数の金額のみで、麻酔代やショートスレッド代は込みとなる予定です。

詳しくは、ホームページの改訂をしばらくお待ちください。

 

合併症:紫斑、血腫、腫れなど

施術から1ヶ月程度、局所を抑えた時の痛みを感じる場合があります。

 

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