こんにちは 院長の五来です。
眼瞼下垂症が進行すると、まぶたを持ち上げる筋肉である眼瞼挙筋を助けようと、おでこの前頭筋がサポートするようになります。結果、下の写真上段のように、おでこでまぶたを開けようとするため、おでこにしわができ、眉毛が上がり、まぶたと眉毛の距離が開いてきます。
ご本人は、経年変化としてほとんど無意識におでこでまぶたを持ち上げています。ですが一方で、まぶたが何だか重たい、開けづらい、疲れる、などの煩わしさを感じていらっしゃることがほとんどです。。
眼瞼挙筋(まぶたの中にあるまぶたを持ち上げる筋肉)の力が、加齢とともにまぶたのへりにある瞼板という軟骨のフレームに、ダイレクトに伝わりづらくなっていることが原因なので、これをしっかり縫って固定してあげます(挙筋前転術)。
下段の写真は挙筋前転術後5ヶ月後の状態です。
眼瞼挙筋の力が、ダイレクトに瞼板へ伝わるようになったため、おでこがまぶたを持ち上げる必要がなくなりました。
その結果、おでこのしわが消失し、眉毛が下がり、まぶたと眉毛の距離が、もっとお若い頃の状態に戻りました。
(お肌はフォトセラピーを行なっています)。
何より、ご本人がまぶたを開けやすくなったことを実感されています。
いかがですか?おでこのしわと眉毛の挙上。
おでこのしわにボトックスを打つ前に、一度考えてみる必要がありそうです。^ ^